Departmental Bulletin Paper サービス国際取引をめぐる方法論の諸相 研究レビュー
Aspects on the methodology for studies on services modes of supply: a review of recent progress

大沼, 穣  ,  Minoru, ŌNUMA

16pp.37 - 53 , 2016-03-31 , 大手前大学
ISSN:1882644x
NCID:AA12325438
Description
本稿は分岐しつつあるサービス直接投資論の諸相を提示する。EU各国の直接投資残高を被説明変数としたKoxら(2004)、同時方程式モデルを用いてモード1とモード3の関係を検証しようとしたVisintinとRubalcaba(2010)は貿易・投資補完説の立場に立った。アメリカと146カ国間・イギリスと11カ国間のモード4と他モードとの関連を検証したJansenとPiermartini(2004)はモード4と直接投資フローの相関を見出した。Resmini(2013)はサービス業のEU対内直接投資を地域レベルで捉えることによって外資系EU進出サービス企業の立地決定要因を分析した。しかしモード3の含意が、直接投資残高、直接投資フロー、海外子会社からの輸出入などと異なったり、直接投資フローを外資系企業新規進出件数で読み替えるなど問題点も多い。直接投資・FATS(海外子会社貿易統計)など経済統計と、後で登場したモード3という貿易交渉用語の境界が曖昧なことは議論を錯綜させるため、サービス直接投資論への回帰と彫琢が課題であろう。
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