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銚子市内で実施した健康測定による住民の健康状態の特徴銚子市内で実施した健康測定による住民の健康状態の特徴AA1230240X Features of the health status of local residents by the health measurement in Choshi |
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, pp.243
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252 , 2016-02-28 , 千葉科学大学
ISSN:1882-3505
NII書誌ID(NCID):AA1230240X
内容記述
目的:本研究では、銚子市と銚子市周辺の住民に対し、健康に対する関心をより高める機会として健康測定を行い、健康状態の実態と特徴を明らかにし、健康向上活動の基礎資料とする。方法:平成27年5月31日に大学内講義室で実施し、健康測定の参加を希望し調査に同意を得られた20歳以上の一般住民の方を対象とした。測定項目は、身長、体重、BMI、骨格筋率、体脂肪率、基礎代謝、握力、腹囲、踵骨を用いた骨密度、血圧、加速度脈波、肺換気量について1秒量、6秒量、1秒率と各対予測値%、動脈血酸素飽和度、口臭であった。結果:健康測定の参加者は215名であり、分析対象は20歳以上の211名とした。身近で無料で気軽に健康評価ができる場は参加者を多く得られ、住民の健康意識を高めるきっかけになると考えられた。男性のBMIは正常域が多いが、男女ともに体脂肪率が高く、体脂肪率による肥満判定が高率であり、骨格筋率が低く、上肢の筋力が弱かった。体脂肪率による肥満判定には骨格筋率の低さが影響していると推測された。高血圧は少ないが、男性の腹囲でメタボリックシンドロームの診断基準を超える人が多く、体脂肪率が高いことから、メタボリックシンドロームの発症リスクが高いと考えられた。男性において、65歳以上では4割以上に閉塞性肺疾患の可能性があった。女性においては骨年齢区分で加齢の影響を認め、閉経後骨密度の低下が加速していると考えられた。 結論:銚子市で実施した健康測定結果の特徴は、高い体脂肪率による肥満が高率であり、男性において、メタボリックシンドロームの発症リスクが高く、高齢者の閉塞性肺疾患が多いと考えられた。
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