紀要論文 大阪市における熱中症発症の実態
Heat Stroke in Osaka City

飯田, 涼太  ,  黒木, 尚長  ,  櫻井, 嘉信  ,  廣崎, 英和  ,  畑, 明寿  ,  藤谷, 登

内容記述
近年の地球温暖化や都市部を中心としたヒートアイランド現象の進行が加わり、全国的に熱中症の発症リスクが高まっており,高齢者の増加が問題視されている。本研究は、大阪市消防局管内で熱中症により救急搬送された2008年から2010年の7月から9月における搬送例を対象とし分析した。その結果、人口100万人あたりの1日当たりの平均搬送者数は、全体で2.14人(軽症 1.37人、中等症0.75人、重症0.01 人)であり、年少者で1.52人、15~64歳で1.68人、高齢者で3.85人であった。搬送者数は平均気温と強く相関し、29℃を超えると増加し重症度も高まった。住宅での発症は、高齢者の54%、全体の33%でみられ、屋外での発症は、高齢者の32%、全体の33%にみられ、いずれも日常生活中の熱中症であった。このことから、高齢者は体温調節が上手くいかず、暑いと感じるのが遅い為に、気温の上昇が熱中症発症につながり重症化しやすい。
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