紀要論文 墨書土器・折敷にみる散らし書き : 柳之御所遺跡出土文字資料の調査報告を中心として
Chirashi-gaki with Sumi lnk on Vessels and Oshiki-trays ; with a Focus on Report of Investigation about unearthed Materials with Characters at Yamagi Imperial Palace Ruins

吉田, 修

内容記述
本稿で取り上げる柳之御所遺跡出土文字資料(以下、出土文字資料と表記)の特徴は、①完形ないしほぼ完形の土器や折敷に多字数の仮名をとどめていること、②その墨書の構成が散らし書きという書法上の特徴を有していること、以上の二点に集約されよう。このような事例は全国的にも珍しく、古代日本書道史の実相を考える上でも出土文字資料が現存する意義は大きい。しかし、出土文字資料に関する考古学的アプローチが進む一方で、書道学の領域ではこれらの資料がほとんど顧みられてこなかった現実がある。以上のような点をふまえ、稿者は新たに、出土文字資料を散らし書きの研究対象として扱うことを試みたい。本稿では、以下第一章において出土文字資料に関する先行研究の整理、平成二七年八月一七日に柳之御所資料館において行った調査報告を行う。つづく第二章では、前章において報告した墨書折敷のうち一点に注目すべき筆線跡があることを指摘し、その実態を明らかにすることを試みる。
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http://opac.daito.ac.jp/repo/repository/daito/49580/148859802458980.pdf

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