Departmental Bulletin Paper 日中の家電リサイクル制度の比較と検討 ――使用済み家電の回収の観点から――

斉藤 崇

(第49号)  , pp.419 - 433 , 2017-10-10
ISSN:0285-9718
Description
 本研究では,使用済み家電製品のリサイクル制度について,日本と中国を比較するとともに,それぞれが抱える現状の課題についての検討をおこなっている。また,使用済み品等の潜在資源性および潜在汚染性という性質に注目し,その観点から使用済み品の回収について考察をしている。日本では,家電リサイクル法と小型家電リサイクル法があるが,両者の仕組みが異なっている。またどちらも回収に関する課題を抱えているが,そうした状況を改善するためには,排出者にとって適正な排出をしやすい環境を整えていくことが重要である。一方,中国に関しては,適正な解体処理をおこなう業者を厳選し,認定することで,インフォーマル・セクターのフォーマル化が図られている。しかしながら,使用済み品の回収が複雑な状況になっており,その点での改革が必要となっている。潜在資源性が高い場合には,使用済み品の回収が自発的におこなわれる可能性があるが,それによってトレーサビリティが確保できないと,不適正な処理につながってしまう可能性がある。潜在汚染性も高い場合には,とくに,そのような取り組みが求められる。
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http://ir.c.chuo-u.ac.jp/repository/search/binary/p/10730/s/9653/

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