紀要論文 日仏に見る家族形態と「子供の貧困」の相関性

北原 零未

(第49号)  , pp.299 - 317 , 2017-10-10
ISSN:0285-9718
内容記述
 近年にわかに「子供の貧困」が取り沙汰されるようになった。しかしながらそれは必ずしも子供の人権や福祉の観点からではなく,少子化対策の一環である。また,子供の貧困を問題視しながらも,一方で家族構成の弱さ(多産,単親,親の不安定雇用など)やそこからくる貧困自体は依然として社会的要因というよりは個人的要因に帰され,その結果,子供が被る不利益も当然視されている。日本においては,子供の養育はまず何よりも親の義務であると捉えられているため,社会的支援の必要性があまり認識されていない。そして,そのことからくる子供間格差については無頓着である。そこで本論文では① 家族構成の弱さと子供の貧困の相関関係,② 賃金格差と母子世帯への影響の2 点について日仏比較を試みたい。
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http://ir.c.chuo-u.ac.jp/repository/search/binary/p/10724/s/9647/

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