紀要論文 パウル・ツェラン(四)

北 彰

(第88号)  , pp.309 - 336 , 2017-09-30
ISSN:0287-3877
内容記述
 一九四五年、ツェランは生まれ故郷の街チェルノヴィッツを後にして、ルーマニアの首都ブカレストへ向かった。ディアスポラの始まりである。それはまた同時に自由と可能性を求めての広大な世界への脱出でもあった。この論考は、一九四七年一二月までの約二年半に渡るツェランのブカレスト時代に焦点を当てたものである。当時のツェランと交友関係にあった文学上の友人たちの証言や、ハルフェンの伝記の記述を基にして、伝記的事実を掘り起こしている。ブカレスト時代はツェランの人生のうえで、明るい光が差し込んだ稀な時代である。
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