紀要論文 ベアータ研究の新しい潮流

坂本 宏

(80)  , pp.65 - 91 , 2015-10-30
ISSN:0287-3877
内容記述
ベアータという女の身分は,結婚,修道女につぐ第三の身分として,中世後期から近世にかけてのスペインにおいて,社会的に認知された存在だった。しかしながら研究史においては,貧困者や未亡人のための消極的な選択肢であるとみなされたために,しかるべき扱いを受けてこなかった。それに対してムニョス・フェルナンデスとミウラ・アンドラーデスによって開始された新しいベアータ研究は,ベアータになることが,女にとって魅力的な選択肢であったと解釈する。本稿はまず,こうした研究動向を紹介する。次にこのような研究動向を参考にしつつ,16世紀後半に異端審問によって裁かれたベアータの事例を分析する。
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http://ir.c.chuo-u.ac.jp/repository/search/binary/p/8179/s/6257/

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