紀要論文 「社会的な力」としての商品(価値)、貨幣、資本

鳥居 伸好

(第46号)  , pp.1 - 23 , 2015-09-30
ISSN:0285-9718
内容記述
 商品(価値),貨幣,資本を「社会的力」として捉えることが現代資本主義研究においてどのような意味をもつのかを検討することが,本稿の主要な課題であり,その際のキーワードとして,「モノの自立化=人間疎外」,「労働」,「お金(貨幣)」,「利益(利潤,利子)」,「労働に基づかない利益の導出」などがあげられる。商品(価値),貨幣,資本を「社会的力」として捉えることは,「社会的力」を共通項とする商品(価値),貨幣,資本とのつながりをどのように把握し,それらが労働とどのように関わるか,また労働と関わらないで,どのような運動を展開し,その運動が人間にどのような影響を及ぼすのかという問題に関わっており,その考察は,現代資本主義分析のための基礎研究として位置づけられる。それゆえ本稿は,マルクスの草稿研究を踏まえつつ,商品(価値),貨幣,資本を「社会的力」として捉えるという視点から,現代資本主義分析を試みるものでもある。
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http://ir.c.chuo-u.ac.jp/repository/search/binary/p/8141/s/6188/

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