Departmental Bulletin Paper 早期体験型の老年看護学実習における看護学生の学びの様相―実習前後での高齢者イメージ・高齢者観に焦点をあてて

金原, 京子  ,  小川, 宣子  ,  田中, 真佐恵  ,  吉井, 輝子  ,  松田, 千登勢

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 本研究の目的は、実習前後の高齢者イメージや高齢者観に焦点をあて早期体験型の老年看護学実習Ⅰにおける学生の学びを明らかにすることである。研究に同意が得られた101名の学生の実習記録から実習前後の高齢者のイメージや高齢者観に関する記述を抽出し、計量的テキスト分析ソフト(KHcoder)を用いて分析した。結果、加齢現象に関する記述は実習前後に共通して見られ、身体的な側面では高齢者を虚弱な対象としてとらえる学生の傾向に変化はなかった。しかし、心理面や社会面においては、実習後に「元気」「明るい」や「気持ち」「前向き」などの語が増え、肯定的な捉え方が生じていた。本研究を通して高齢者施設での早期体験型老年看護学実習は、学生が高齢者の心理面や社会面でのもてる力を実感できる契機となりうることが示唆された。今後も教育環境や方法を工夫しながら、学生が高齢者を全人的に捉える感性を育めるよう支援していく必要がある。
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