紀要論文 文系(経済経営系)からのアプローチによる技術経営(MOT)教育に関する研究~未利用特許を使った新製品開発PBL事例から~

大田, 住吉

内容記述
「文理融合」-近年、このテーマを掲げる大学は多いが、その具体的実施例および成果検証は必ずしも明らかにされていない。また、技術経営(MOT)は、「文理融合」を有効に具現化する学問領域のひとつであり、多くの大学で実施されているが、元来は理系から派生した経緯もあり、文系からのアプローチは決して十分とは言えない。本研究では、文系(経済経営系)学生が未利用特許の技術特性を分析・活用し、新製品開発を提案するというPBL事例を通じ、その実践的アプローチ手法を明らかにするとともに、上述した課題解決の有効性および成果検証について考察した。未利用特許とは、特許は取得したが、製品化・事業化に至っていない、いわゆる「休眠特許」を意味する。本研究では、とくに文系(経済経営系)学生チームが独自の工夫とアイデアで取り組んだ6段階のステップ手法(①未利用特許の選定、②シナリオ手法による新製品アイデアの発想、③課題の抽出~公的研究機関へのヒアリング~、④製品仕様の検討、⑤特許マップ作成による競合製品との優位性比較、⑥実企業へのヒアリング検証)の具体的事例を紹介するとともに、文系(経済経営系)学生に対する効果的な指導のあり方についても考察した。文系(経済経営系)学生たちが、単なるアイデア発想のみにとどまらず、製品の技術特性や特許活用など、どれだけ技術・工学系の実践的な知識吸収を図れるか、授業(知財管理論)で修得した分析手法を新製品開発のPBL課外活動にどのようにリンクさせ、相乗効果を得られるのか、6カ月間にわたるプロジェクトの取組内容を通して考察・検証する。
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