紀要論文 of とout of が表す部分・全体の関係

田中, 秀毅

内容記述
本研究は、A of B 形式(部分構造)とA out of B 形式の統語的・意味的特性について考察する。Tanaka (2012)と田中(2015)は、どちらの形式もグループ・メンバーの関係を表しうることを観察している(e.g. two {of/ out of} the five books)。ただし、決定的な違いとして、部分構造はタイプ・トークンの関係を表しうるが、A out of B 形式はそれを表さないということがある(two copies {of/ *out of} the book)。本研究の目的は、この対照性の由来を解明することである。まず、A out of B 形式の本質的意味がA とB の要素が表す数量の対比であることを指摘し、その特徴により非有界的な集合を表すタイプ名詞が排除されると主張する。また、of とout of の意味的な違いにも注目する。Lindstromberg (2008)に基づき、out of の動的なイメージ(境界線を突き抜ける・またぐこと)がその目的語に対して数量的な明示性を要求すると主張する。
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