紀要論文 幼児の身体活動に関する親の態度に影響する要因についての検討
Examining the factors influencing parents’ attitude concerning their preschool children’s physical activity

塩野谷, 祐子

56pp.75 - 84 , 2016-03-31 , 和洋女子大学
ISSN:18846351
NII書誌ID(NCID):AA12466848
内容記述
 地方都市にある2つの幼稚園の保護者185名に質問紙調査を実施し、幼児の身体活動推進に影響する親の態度にはどのような因子が存在するのか、そしてそれらはどのような要因と関連しているのかについて検討した。幼児の身体活動推進に関する親の態度について因子分析を行なった結果、第1因子「家族での戸外活動」、第2因子「運動経験の工夫」、第3因子「お手伝い」の3因子が抽出された。それぞれの因子得点との分散分析においては、第1因子「家族での戸外活動」と第2因子「運動経験の工夫」で子どものクラス(学年別)によって有意な差があり、多重比較を行なった結果、第1因子では、2歳児>年少児、2歳児>年長児に有意差が見られた。第3因子「お手伝い」では在園児が何番目の子どもかで有意差が表れ、多重比較の結果、1番目の子ども<2番目の子どもに有意な差が確認された。また、各因子の得点を3群に分け、親要因に関して分散分析を行なったところ、第1因子では親の自己効力感、親の身体活動好意度、子どもの生活習慣(食事)への親の対応、で有意な差が見られた。第2因子に関しては、親の自己効力感、子どもの身体活動に関する重要性の認識度、子どもの生活習慣(食事)への親の意識、について有意な差があった。第3因子については親の身体活動好意度と子どもの身体活動に関する重要性の認識度において有意差が確認された。このことから、親の自己効力感が高いこと、親自身の身体活動好意度が高いこと、親が子どもの身体活動を重要だと認識していること、さらには子どもの食事に関する生活習慣にも親が配慮していることが、子どもの身体活動推進に関する親の態度に影響することが示唆された。
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