紀要論文 保育環境知識に関する語想起課題の検討(2)- 実習前後の比較 -
Verbal Fluency Tasks Related to Knowledge of Childcare Environments(2): Pre/Post Practical Experience

大神, 優子

56pp.67 - 74 , 2016-03-31 , 和洋女子大学
ISSN:18846351
NII書誌ID(NCID):AA12466848
内容記述
 本研究の目的は、保育実習生の学習段階をはかる簡便な指標を作成するための基礎資料を得ることである。保育者養成課程2年生41人を対象に、最初の実習前後における回答を比較した。制限時間内にできるだけ多くの単語を挙げる語想起課題の手法を用いて、保育環境(保育室・園庭)に加えて、統制課題として動物・音韻カテゴリ(か)の計4種類の課題を実施した。実習前に比べ、実習後にはすべての課題で生成語数が増加していた。特に、保育環境に関しては、実習前後で異なる単語の生成が多くみられ、実習経験による知識の変化が示唆された。また、内容分析から、保育室の特定のカテゴリでの増加が認められた。ただし、先行研究の実習経験がより豊富な上級生と比較すると、まだ子ども目線からの回答であると推測でき、保育者としての学習段階としては初期の段階にあることが示された。したがって、保育環境に関する知識の指標として、語想起課題は一定の有効性があると考えられる。さらに、実習の習熟段階をはかるための有用な指標とするための問題点について論じた。
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