Departmental Bulletin Paper ヨナスのハンマー・ハイデガーのハンマー

清水, 俊

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ハンス・ヨナスは『責任という原理』において、未来世代までをも対象に含めた、責任を中心とした倫理の必要性を訴えた。ヨナスは、存在は存続を目的としているとする存在論から、人間も存続を目的としていると考えた。ヨナスはハイデガーの存在論に影響を受けており、共にハンマーの目的について考察している。ハイデガーがハンマーとの交渉においてハンマーの目的と出会うと考えたのとは異なり、ヨナスはハンマーの目的は作るときに与えられるとした。このヨナスのハンマーにおいては、目的の変化や付加の可能性が考慮されていない。ハイデガーの存在論も人間を通してしか見られないものであり問題があったが、参照すべき点もある。目的もまた変化するものなのかどうかを、ヨナスは考えるべきであった。
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