Departmental Bulletin Paper 今日の日本哲学教育とクリティカル・シンキング
Critical thinking and philosophy education in contemporary Japan

オジュグ, タデウシュ・アダム

49pp.145 - 160 , 2016-03 , 京都産業大学
ISSN:0287-9727
NCID:AN0006019X
Description
近年はクリティカル・シンキングは学問分野として人気を得つつ,世界中の多くの大学で科目として教えられるようになった。しかし,日本の高等教育への導入過程において,諸外国と異なった道を辿ってきたようである。英語を始め,日本語でもクリティカル・シンキングを主課題として扱う書籍や論文が多い中,日本の高等教育におけるその適切な位置づけに関する再検討や評価を扱う研究が少ないように思われる。本稿において海外研究者が提案したクリティカル・シンキング概念のいくつかの定義やその内容を紹介した上で,日本の教育環境への導入や大学カリキュラムにおけるその展開の条件を哲学教育の立場から検討する。日本においてほとんどの場合,クリティカル・シンキングは哲学教育の一環ではなく,異なった分野において導入され紹介されているため,適切な知的環境と基礎が不十分な場合が発生するのである。そのため,クリティカル・シンキングの可能性を発揮するために哲学教育や哲学研究の一環としてそれを再検討し,大学教育全体においてその成果をより確実なものにすべきであろう。
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http://ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/bitstream/10965/1323/1/AHSUSK_HS_49_145.pdf

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