紀要論文 現代ドイツにおける経済社会学の展開に関する一考察

村上, 寿来  ,  Toshiki, Murakami

内容記述
 本稿は,現代ドイツにおける経済社会学の展開の特徴について明らかにしようとしたものである。経済学と社会学との学際的研究領域である経済社会学は,ヴェーバーを代表としてドイツで発展してきたが,1980年代以後アメリカの「新しい経済社会学」の登場によって新たな流れが生まれ,活性化を受けることになった。ここでは,そうした流れを受けて現代のドイツにおいて経済社会学がどのように展開し,またどのような方向に向かっているかを,Beckert und Besedovsky(2009),Beckert(2009)をもとに検討した。その結果,ドイツにおいても「新しい経済社会学」の影響が次第に浸透していく過程にあるが,ドイツ特有のアプローチも残っていることが確認された。また,ベッカートの「社会理論としての経済社会学」の構想を事例に今後の展開の方向性についても検討し,実践的意義の獲得およびドイツ的伝統の継承に向けた方向性とともに,ドイツ的伝統からの離反といった面についても指摘した。
本文を読む

https://ngu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1008&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報