紀要論文 イエスの弟子,内村鑑三

葛井, 義憲

内容記述
 イエスの友の多くは世の片隅に置き去りにされ,闇路をヨロヨロと歩き,罵倒と嘲りの大地で息を凝らして過ごす者たちであった。心身のどこかにスティグマ(stigma)をつけたままで歩いていた。かかる存在に光をもたらすイエスもまた,スティグマをつけ,重荷を背負って歩む者であった。 その存在と内村は出会う。欧米に伍する近代化を目指すこの国から賞賛を得ることの出来る資質を備え,「高等教育」修得に激しく励んだ人物である。そうした人物の多くはイエスが癒しと慰め,救いを語りかける場所に冷ややかに佇み,機会あれば,イエスを非難,罵倒しようとする者たちの一人に数えられる存在たちであった。 そうした可能性を有す内村がイエスと出会った。そして彼は変えられていった。しかも,この十字架の上のイエスにすべてを託し,イエスの贖罪を求め,懸命にイエスの言葉を聴きつつ,それらを伝えて歩んだ。 それは通常,不可解と云う言葉をもって表される旅路であった。この不可解を凝視しつつ,考察,執筆した。
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