Departmental Bulletin Paper 人物石田退三論 : 経営トップへの原点

笠井, 雅直  ,  藤井 隆久

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 トヨタ自動車工業の社長歴任者として石田退三は著名であり,1950年に同社の社長に就任したのが,遅く,氏,62歳のころであったことなど興味は尽きない感じがするが,石田退三に関する経営史的な研究は殆どなく,また関心を引くこともないままとなっている。しかし,石田退三が経営トップであった頃(1950―1967年)のトヨタ自動車工業は,経営危機を乗り切り,貿易自由化と国際競争に対応し,自動車メーカーとしてだけでなく,日本のトップメーカーとなる。この石田退三の前半生は「辛酸の連続」「失意の日々」であったとされるが,その過程は,旧時代に属する商家への勤務にもかかわらず,市場取引の商慣行や会計管理などの学習の機会となったことで,氏のビジネスモデルや経営哲学を生み出す諸要素となったものと思われる。
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