紀要論文 シャトルウォーキングテストによる高齢男性の全身持久性体力評価

坂井, 智明

内容記述
 本研究では,シャトルウォーキングテスト中の呼吸循環応答を明らかにし,全身持久性体力評価の可能性を検証した。対象は,大学生18名(20.1±1.1歳)と高齢者12名(69.3±3.7歳)であった。シャトルウォーキングテストは10 mの直線歩行路でおこない,毎分4.2 m歩行速度を漸増した。テスト中は,呼吸循環応答を測定し,テスト終了時に主観的運動強度を確認した。大学生の結果は,反復回数164.6±20.8回,心拍数163.0±15.7拍/分,VO2peak 34.7±5.1 ml/kg/分であった。高齢者では,反復回数109.3±19.2回,心拍数141.3±20.9拍/分,VO2peak 27.3±5.1 ml/kg/分であった。最大運動時のVO2peakと反復回数の間には,大学生,高齢者ともに有意な関係が確認できた。大学生では,全身が疲労する前に下肢疲労で歩行困難になった者がいたが,高齢者にはそのような者はいなかった。以上の結果より,高齢者はシャトルウォーキングテストによって全身持久性体力を評価できることの可能性が示唆された。
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