紀要論文 新たなる認識論理の構築14 : 集合論を超えて 境界についての認識論的考察

鈴木, 啓司

内容記述
 「モノそのものであること」の言語表現を目指す新物質主義に則り,人間というモノそのものの内部状態である「認識」を形式化しようとする論考の14篇目である。筆者は認識を基本的に「絵」と「地」の構図で捉えてきたが,そこには逸すべからざるトピックがある。境界の問題である。境界は絵なのか地なのか,内部なのか外部なのか,はたまた,どちらでもない独立した第三項なのか。境界について,論理,数学の基礎理論をなす集合論的見地が抱える問題から説き起こし,その限界を克服すべく対数的数概念を提示する。これは認識を表現するうえで以前より述べてきたアイデアであるが,本論ではより認識モデルに即した形で再考する。そして,新たな知識像として,集合論的情報をエージェントが共有するのではなく,動的な底のもとに真数,対数の関係でエージェントが協調する対数的モデルを提出する。要は,概念をモノとして語る言語,これが新物質主義の目標である。
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