Departmental Bulletin Paper 関節不動化による不活動モデルにおける疼痛発生ならびに筋萎縮に対するトレッドミル走の効果

肥田, 朋子  ,  沖向 雄也  ,  榊原 拓哉  ,  堀田 昌志  ,  野村 達也  ,  中田 智章  ,  井筒 孝憲  ,  田崎 洋光  ,  平賀 慎一郎

Description
 ギプス固定や長期臥床のような不活動状態では,痛みや廃用性筋萎縮が生じることが知られている。しかし,不活動状態によって引き起こされる疼痛発生と筋萎縮の関係性や,疼痛発生に対する運動の効果は明らかにされていない。そこで関節不動化による不活動期間中にトレッドミル走を行い,疼痛発生や筋萎縮に影響を及ぼすか検討した。Wistar系雄性ラット13匹を無作為に健常群(N群,3匹),足関節を底屈位に4週間ギプス固定するコントロール群(C群,4匹),不活動期間中にトレッドミル走を行わせるトレッドミル群(T群,6匹)に分けた。不活動前から不活動期間中,足底皮膚痛覚閾値を測定した。不活動4週間後,ヒラメ筋線維横断面積と壊死線維数を測定した。その結果,T群の皮膚痛覚閾値はC群に比べ有意に低下した(p<0.05)。またT群は筋萎縮を抑制できず,筋萎縮は疼痛発生の原因とは考えにくかった。T群では筋の壊死線維数が増加傾向にあり,不活動により脆弱化した筋に対する運動の実施は注意を要する。
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