紀要論文 エルトン・メイヨーとピエール・ジャネ ―精神病理学と社会的研究―

髙木, 直人

内容記述
経営学は,学際的な研究であると一般的に言われている。その理由には,哲学,心理学,社会学など多岐にわたる分野が用いているからである。メイヨーも,学際的な研究者1)である。メイヨーは,経営学分野での初期人間関係論の祖とされているが,彼の出版した著書には,経営学というタイトルでの作品は存在しない。最も有名であるメイヨーの3部作である『The Human Problems of an Industrial civilization(産業文明の人間問題)』2)『The Social Problems of an Industrial civilization(産業文明の社会問題)』3)『The Political Problems of an Industrial Civilization(産業文明の政治問題)』4)は,すべてのタイトルに経営学と言った文字は存在しない。その著書では,社会環境変化と「人」の関係について関心を持っていたことには間違いないと思われる。その中でも,メイヨーが関心を持っていた研究分野が心理学であり,彼は,ジャネの心理学を研究し,初期人間関係論に利用している。本稿においては,メイヨーが最後に出版した著書である『Some Notes on the Psychology of Pierre Janet(ピエール・ジャネの心理学に関する研究ノート)』5)にはどのような内容がまとめているのかを整理してみた。
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