Departmental Bulletin Paper スポーツ振興基本計画が都道府県のスポーツ振興計画に与えた影響について

沖村, 多賀典  ,  徳山 性友

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本研究は,2000年に文部省(当時)が策定したスポーツ振興基本計画(中央計画)が都道府県のスポーツ振興計画(都道府県計画)に与えた影響を明らかにすることを目的とした。このために,スポーツ振興基本計画と2000年から2011年までに策定された70の都道府県計画を収集し,計画策定の波及と政策内容の波及という2つの側面を検討した。 その結果,中央計画の策定は,都道府県計画の策定を促したが,その内容については,中央計画と同じ構成の都道府県計画がある一方で,独自の都道府県計画もあることが明らかとなった。1つの中央計画に対して,都道府県行政の対応が様々であるということは,都道府県には自立的な意思決定の余地が与えられていることを示している。このような都道府県の自立性は,スポーツ振興政策の全国的公平性と鋭く対立するおそれがあり,両者の平衡をいかに保つかが今後の日本のスポーツ政策の大きな課題となる。
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