Departmental Bulletin Paper 不動化に陥る前の運動が疼痛発生に及ぼす影響 : ラットを用いたトレッドミル走での検討

中村, 浩輔  ,  酒井 成輝  ,  水野 奈緒  ,  肥田 朋子

Description
関節不動化に伴って疼痛が生じることが知られているが,不動化に陥る前の運動が不動化による疼痛発生を抑制する手段として有効かどうかを検討した。8週齢のWistar系雄性ラット10匹を,無作為に事前にトレッドミル走を行うT群と行わないC群に分け,さらにギプス固定するC-G群,T-G群と,固定しないC-C群,T-C群に振り分けた。T群は5日間トレッドミル走をさせた後,左後肢を4週間足関節底屈位で固定し,足底の皮膚痛覚閾値および腓腹筋痛覚閾値を経時的に調べた。また固定終了後に後根神経節を取り出しサブスタンスPを免疫組織化学的に検討した。固定4週目のT-G群の皮膚痛覚閾値はC-G群と比較し有意に高値を示し(p<0.05),筋痛覚閾値はC-G群と比較し高い傾向がみられた。これらより,事前運動によって不動化に伴う疼痛発生が部分的に抑制できることが示された。一方,サブスタンスPの免疫組織学的結果に差はなく,別の物質の関連を考えていく必要がある。
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