Departmental Bulletin Paper p4c(子どもの哲学)は教員養成教育にどのように寄与することができるか

川﨑, 惣一

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 本論の目的は、p4c(philosophy for children;子どもの哲学)が教員養成教育に対してどのように寄与することができるかについて考察することである。 近年、変化の激しい時代にあって、既存の知識や情報が古びていくスピードが上がっており、教育を担う教師は自主的に「学び続ける教師」であることが求められている。これにともない、教員養成教育もまた、新しいスタイルが求められている。 p4cは参加者たちが一つのコミュニティとして問いを共有し、対話を行うことで、お互いの思考を深めるという実践であり、このことを通じて、思考力やコミュニケーション能力を高めることができる。また、p4cの実践を通じて、参加者たちは探究心を養い、「自分で問いを立て、自分なりに考え、答えを見つけようとする態度」を身につけることができるようになる。さらに、p4cで重視されている「コミュニティづくり」は、コミュニティのなかでお互いを尊重しあうという態度を育成することができ、p4cがもっとも重視している「セーフティ」の構築とともに、学級経営において非常に有効である。以上の点において、p4cは教員養成教育に対して寄与しうると考えることができる。
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