紀要論文 明治維新前夜の薩摩藩とナサニエル・ホーソーンの時代のアメリカ : 島津斉彬の業績を中心に

高島, まり子

内容記述
1854年, マシュー・C・ペリー (Matthew C. Perry) は日本での日米和親条約締結を平和裏に成就させてアメリカに帰国する途中, 1853年から57年まで在英米国領事としてリヴァプールに滞在したナサニエル・ホーソーン (Nathaniel Hawthorne) のところへ立ち寄り, 日本遠征の記録の執筆を依頼した。 アメリカの史実を素材とする優れた歴史物語を多数執筆し, 1850年に出版された 『緋文字』 (The Scarlet Letter) によって19世紀アメリカを代表する国民的作家の地位を築いていたホーソーンであれば, ペリーが自身の成し遂げた国家的大事業の記録の執筆を  広く一般の人々に読まれ得る 「読み物」 とすることを望んで  彼に依頼しても不思議ではない。 ホーソーンとの関連性を軸に, アメリカにとっての明治維新前夜の日本の位置づけを, 特にその近代化を牽引した薩摩藩の動きを中心に考えてみたい。 その際, 今年2015年にユネスコの世界文化遺産に認定された 「明治産業革命遺産」(1) において, 鹿児島県内の世界遺産に登録された集成館事業の生みの親である第11代薩摩藩主たる島津斉彬を中心に考察する.
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