Departmental Bulletin Paper 企業の海外進出先候補選定における定量的評価方法に関する研究

岸野,清孝  ,  宮島,稜太

2pp.46 - 60 , 2016-04-01 , 新潟国際情報大学情報文化学部
ISSN:24238465
Description
日本の製造業では、大企業が進めていた海外進出を中小企業が進めるケースが増加している。中小企業が進出先候補を選定するには、インフラ、労働事情など多数ある要素を定量的に分析し評価する必要があるが、ノウハウと人材の不足が課題となっている。本論文の目的は、企業(特に中小企業)の海外進出先候補選定における定量的評価方法を提案し、アジア圏の国を対象として実際の評価を行い、課題を考察することである。80点満点の定量的評価結果では、対象としたアジア圏の12か国の順位は上位から中国(65点) 、シンガポール(64 点)、ベトナム(63 点)の僅差となった。これは賃金上昇、突然として起きる対日デモなどのリスクの面からであり、今後は順位が逆転する可能があると考えられる。以下、タイ、ラオス・インドネシア(同順位)、ミャンマー、カンボジア、フィリピン、インド、パキスタン、バングラデシュとなった。海外進出先候補の選定時における課題は、各国の評価が刻一刻と変動する点に注意しなければならない点である。また、想定と実態に相違が発生する可能性もあるので、現地調査に入り、予備調査と実態の差を埋めていくことが重要である。
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http://lbir.nuis.ac.jp/infolib/user_contents/lbir/kiyo/kiyo_2016.01.07.pdf

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