Departmental Bulletin Paper 家族等の同意に基づく医療保護入院に関する批判的検討 : 政策形成過程と国際比較の観点から
Critical review on medical care protection hospitalization based on family consent: Perspective of policy formation process and international comparison

塩満, 卓

14pp.97 - 117 , 2018-03-01 , 佛教大学社会福祉学部
ISSN:13493922
NCID:AA12013741
Description
長年精神障害者家族を苦しめてきた保護者制度は,2013年に成立した改正精神保健福祉法により廃止された。しかしながら,非自発的入院である医療保護入院の要件に,「家族等」の同意を残し,保護者制度廃止は,有名無実と化した。本稿では,保護者制度廃止とともに家族等同意による医療保護入院とした政策形成過程を行政資料を中心に精査した。また,非自発的入院の手続きや期間について欧州諸国との国際比較を行った。研究の結果,「脱家族」の制度設計を目指すべきであり,そのために医療保護入院には,「公的保護者制度」を創設すること,準行政処分であることから入院費は公費負担とすること,非自発的入院であることから厳格な運用を図るためインフォームドコンセントと意思決定支援を制度化することを指摘した。さらに在宅生活においても家族ケアに依存しない施策として,居住系施設の拡充と訪問系支援体制の構築を目指すべきであるとした。
精神保健福祉法
医療保護入院
公的保護者制度
国際比較
脱家族
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FO/0014/FO00140L097.pdf

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