Departmental Bulletin Paper 医師の裁量権と患者の自己決定権 : (2)医師の作法と真実告知あるいはパレーシアの倫理をめぐって
Doctor’s Discretion versus Patient's Self-determination: (Part II)Around Ethics for Doctors’ Manners as Truth-telling or ‘Parrhesia’

村岡, 潔

12pp.67 - 79 , 2018-03-01 , 佛教大学保健医療技術学部
ISSN:18813259
NCID:AA12202562
Description
本稿は,医師の裁量と患者の自己決定の間の対立的ならびに調和的関係に関する論考の続編である.今回は,医師―患者関係おける「医師の裁量権」を踏まえた医師の作法,特に真実告知(truth-telling)という倫理的行為の機制をめぐる医師ないしは医療者の作法を巡って検討した. 第1節では,医師―患者関係のモデルの中で真実告知がしめる位置について示し,第2節では,米国病院協会の「患者の権利章典」を取り上げ,その条項を読解することで医師―患者関係に裏付けられている医師ないし医療者の作法について考察した.第3節では,臨床での患者観察の際の記録における医師の側の作法について検討し,病歴聴取の際に患者を全人的にとらえるように努めることがその作法として重要であることを指摘した.第4節では,真実告知について,M・フーコーが晩年に注目したパレーシア(真実を語ること)の倫理の構造を解説し,それと医療過誤の際の内部告発の機能について若干の検討を加えた.
医師の裁量権と患者の自己決定権
医師の作法
患者の権利章典
真実告知
パレーシア
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/HO/0012/HO00120L067.pdf

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