Departmental Bulletin Paper 現代医学と仏教医学
Modern Medicine and Buddhistic Medicine

村岡, 潔

24pp.27 - 38 , 2017-03-25 , 佛教大学総合研究所
ISSN:13405942
NCID:AN10441848
Description
本稿では,現代医学と仏教医学の異同を比較検討した。まず医療思想の点から観て,現代医学といえども経験主義的で不確実性を伴い,アーユルヴェーダを受け継ぐ仏教医学より優れているとは言えないとし,ついで医師で仏教医学研究者の川田洋一著『仏法と医学』を中心に吟味した。特に仏教医学の1)治病原理と病因論としての四諦,八正道,十二因縁(縁起)及び中道,2)生理学的基礎としての五蘊仮和合,四大説,3)「大智度論」と「摩訶止観」に観る「今世に原因がある疾病」と「業の病」の病因論的分類,4)業病に関連する仏教産科学の中有と三事和合,及び5)四弘誓願による治療法と大乗仏教の修道論(摩訶止観)によるライフスタイルの調整法について検討した。現代医学と仏教医学の比較の結果,その基本原理には多くの類似点が見られ,かつ,仏教医学には現時点でも有用性があることが示唆された。
現代医学
仏教医学
四諦
業の病
四弘誓願
Full-Text

http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SK/0024/SK00240L027.pdf

Number of accesses :  

Other information