紀要論文 中西の看護過程論を読む
Analysis of Nakanishi's Nursing Process Theory

吉浜, 文洋

11pp.37 - 49 , 2017-03-01 , 佛教大学保健医療技術学部
ISSN:18813259
NII書誌ID(NCID):AA12202562
内容記述
「看護過程」が日本の看護に導入された1980年代,世に出た独創的な中西睦子の看護過程論について概要を整理し,その意義について考察した.中西は,欧米と日本の言語文化の違いについて論じ,「区別」や「対象化」が基礎にある異文化としての科学的問題解決法=「看護過程」を日本に導入するのは容易ではないとした.そして,看護に必要な能力の一つとして「想像力と非合理への関心」をあげ,看護には,考える枠組みとしての看護過程のみではなくそれを補う「想像力」が必要であることを強調している. また,看護が科学的であるためには,看護を日常の言葉から科学の言葉に移し替える必要があるが,科学の言葉だけでは,豊かな看護実践を表現することは困難であるとも述べている.この看護過程の限界への言及は,現在のナラティブとして看護を捉える潮流と看護診断等の看護専門用語の標準化を目指す潮流の併存を考える上で示唆的である.
看護過程
中西睦子
科学的思考
問題解決法
想像力
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/HO/0011/HO00110L037.pdf

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