Departmental Bulletin Paper 空海研究 : 「真言七祖像」にみる飛白体の書について
Study of Kukai: Hihaku calligraphy Style Observed in Seven Patriarchs of the Shingon Sect

水野, 有砂

45pp.235 - 245 , 2017-03-01 , 佛教大学大学院
ISSN:18833985
NCID:AA12387923
Description
「真言七祖像」は真言宗七祖の肖像画で、各縦約二一三センチメートル、横約一五一センチメートルの絹本着色である。七幅のうち、金剛智・不空・善無畏・一行・恵果の五祖像は唐において八〇五年頃制作され、空海によって請来された。一方、龍猛、龍智の二像は弘仁一二年(八二一)に前五幅にならって日本において補充された。いずれも牀の上にやや斜め向きにすわった図で、上には左右に飛白体を用いた名号等、下には絹を継いでそれぞれの行状文を添えている。空海がこの七祖像に飛白体の書を用いたのは何故か、考察を進めたい。その方法としては、中国における唐時代の遺例との書体比較や、七祖像内の日本と唐の書体比較、また中国における書論に見える記述からの考察、そして梵字書との比較などを試みる。空海が七祖像の飛白体の書によって密教の教えをより広く深く浸透させようとした意図を読み取りたい。
空海
真言七祖像
飛白体
Full-Text

http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0045/DB00450R235.pdf

Number of accesses :  

Other information