Departmental Bulletin Paper 空也堂系六斎念仏の近世的展開 : 「空也上人絵詞伝」を中心に
Early Modern of Kuyado Rokusainembutsu: About Kuyasyonin Ekotobaden (空也上人絵詞伝)

山中, 崇裕

45pp.53 - 70 , 2017-03-01 , 佛教大学大学院
ISSN:18833985
NCID:AA12387923
Description
空也堂は、近世京都の鉢叩きと呼ばれる半僧半俗の宗教者が本拠をなした寺院であった。同時に六斎念仏講中を掌握した寺院としても周知されている。近世初期に六斎念仏を掌握した干菜寺に対して、芸能化を許容したことで、干菜寺に代わり京都の六斎念仏の掌握の拡大を図ったとされてきた。しかし、六斎念仏をいかに空也堂の伝承として取り入れたのか、また空也堂の伝承をどのように六斎念仏講中が受容したのかに対する分析は充分なものとは言えない。本稿では、空也堂の六斎念仏掌握の最も根拠となる『空也上人絵詞伝』に描写される六斎念仏の開創譚を、「両社神勅」として六斎念仏講中に伝えられた意義から読み解く。空也堂の六斎念仏掌握の背景にあった松尾社をめぐる、六斎念仏の近世的な世界を解明する。そして、空也堂の言説を通じて、六斎念仏の死者供養や浄土教信仰にとらわれない多様な信仰世界を解明したい。
六斎念仏
空也堂
神祇信仰
松尾明神
時衆
Full-Text

https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0045/DB00450R053.pdf

Number of accesses :  

Other information