Departmental Bulletin Paper 梵文『菩薩蔵経』と漢蔵訳本
The Relationships among the Sanskrit Text of Bodhisattvapitaka-sutra and its Parallel Chinese and TibetanTranslations

象, 本

45pp.49 - 64 , 2017-03-01 , 佛教大学大学院
ISSN:18833985
NCID:AA12387923
Description
本稿では、経典名、梵文写本の内容、諸本間の異同という三点から、『菩薩蔵経』梵漢蔵四本の関係について考察した。その結果、梵文および漢蔵四本の経典名から、本経が「菩薩蔵」を説く経典であることが分かった。また、梵文写本にのみ存在する内容、前四品および後二品における異同から、四本は別本であることが判明した。また、上記六品の異同、特にその中、第十一品における道法(分)善巧の異同および第十二品における四摂法中の布施の異同から、玄 訳以外の三本は近しい系統に属するものであることが推測されるが、玄 訳が使った梵文原典は、ポタラ宮に保存されている梵文写本、さらに法護等訳が使った梵文原典、蔵文訳が使った梵文原典の三本より古層に属するものであることも明らかにした。同時に、「慈悲喜捨品」中、梵文写本、法護等訳にのみ存在する内容があることから、梵文写本、法護等訳が使った梵文原典は他の二訳が使った梵文原典より新層に属するものであると判明した。また、「菩薩観察品」等の五品にのみ存在する内容があることから、このポタラ宮に保存されている梵文写本は法護等訳が使った梵文原典よりもっと新層に属するものであるとも判明した。
菩薩蔵経
梵文写本
玄奘
法護
道法善巧
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0045/DB00450L049.pdf

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