Departmental Bulletin Paper 地方都市の近代化 : 明治大正期の金沢の歴史にみる伝統工芸職人の役割
Modernization of a Local City : the Role of Traditional Craftsmen in Kanazawa City in the Meiji-Taisho Era

近藤, 敏夫

62pp.93 - 102 , 2016-03-01 , 佛教大学社会学部
ISSN:09189424
NCID:AN10404127
Description
金沢のイメージとしてもっとも一般的なものは「城下町金沢」である。この金沢のイメージは,歴史性を強調するもの,伝統工芸に主眼をおくもの,加賀藩との関係を重視するものがある。本稿では,金沢のイメージが明治中期以降から大正期にかけて,「城下町から近代都市へ」と重層的に形成されてきたことを概観する。地域社会形成の担い手は誰であったかが問題になる。明治後期から平成の現代にいるまで,金沢は「城下町」の伝統を近代化の資源として利用しつづけているが,その始まりを明治大正期の伝統工芸職人の行動様式にみることができる。伝統工芸職人は「城下町」の伝統を継承,再構築することによって金沢の近代化の一翼を担ってきた。彼ら都市旧中間層によって形成された地域社会は,都市内部の下層の人々と外部からの新参者を許容しにくい集団主義的な保守性と閉鎖性を帯びることになった。
城下町
近代化
伝統工芸職人
都市旧中間層
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0062/SO00620L093.pdf

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