紀要論文 <資料の紹介と研究>帝国実業講習会と渋沢栄一の『実践商業道徳講話』 : 大正期実業教育の一側面(下)
The Imperial Correspondence School of Commerce and Eiichi Shibusawa’s “Lecture on Practical Commercial Morality” : An Aspect of the Business Education in Taisho Era (3:Conclusion)

野﨑, 敏郎

62pp.123 - 140 , 2016-03-01 , 佛教大学社会学部
ISSN:09189424
NII書誌ID(NCID):AN10404127
内容記述
渋沢栄一は,信用こそが商工業の基礎をなすことを力説する。とくに,日本が対外的に飛躍しようとするのならば,信用の確立が先決問題である。また,商売に必要なのは,目先の智でなく真正で根本的な知識である。真正の知識は仁義と一致する。強い意志をもち,小事にも大事にも全精神を集中して当たるならば,そのとき成功が勝ちとられる。そして商売取引は,売る者も買う者もともに益するのであり,ここが投機とも戦争とも異なる所以である。こう説いた渋沢は,道徳と商工業者の事業とを結びつけるのが「真の知識」であることを強調する。こうした立論は,精神なき資本主義の跋扈にたいして渋沢が抱いている危機意識を反映したものである。
実業教育
渋沢栄一
実業之日本社
商業道徳
関東大震災
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0062/SO00620L123.pdf

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