Departmental Bulletin Paper 農村集落住人の支援ニーズの検討 : 生活継続へ向けた互助型ボランティア介入へ向けて
Fundamental Investigation on the support and needs of farm village inhabitants : For mutual-help volunteer intervention for life continuation

芝山, 江美子  ,  田野中, 恭子  ,  永井, 香織  ,  新田, 紀枝  ,  太田, 暁子  ,  廣井, 寿美  ,  町田, 理恵  ,  井本, 寿子  ,  山上, 徹也

10pp.25 - 38 , 2016-03-01 , 佛教大学保健医療技術学部
ISSN:18813259
NCID:AA12202562
Description
目的:本研究ではC地区の高齢者の介護に対する思い,生活意識や文化的背景,価値観を知り,農村集落に生活し続ける思いについて明らかにすることを目的としている.互助型ボランティアを導入するには,農村集落に住み続けたい住民のニーズを把握することが重要である.本研究で明らかにする住民のニーズをもとに,「自発的意思に基づく農村集落における互助型ボランティア」の開発につなげる.ここで言う互助型ボランティアとは,住民組織のうち地域や互助活動を担っている町内会及び自治会などの地縁団体を指す.方法: 事例研究として,定性的アプローチを用いて,データの収集およびそこから得られた内容を分析する.結果:住民が農村集落に生活し続ける思いを語った内容は「居住地に対する愛着と住み続けている当たり前の心地よい印象」「住民の横の繋がりと結いという結びつき」「高齢化に伴う健康障害への覚悟」「地域の発展への願いと今後の生き方」という大きな4つの視点に分類ができた.住民は地域に住むことに意義を見出し,また生活を継続したいと願っていることも分かった.考察:今後,高齢化の進む地域を運営するためには,互助型ボランティアの導入が有効であり,家族における介護を支える体制としても有効かつ必要であると考えられる.共助を取り入れることにより,地域住民の共に助け合い,生活する力という貴重な資源が有効活用されるのである.高齢者のニーズは,若年層のボランティア意識とすりあわせることで,新たな互助型ボランティアの構築へと展開するものと思われる.今後の課題として,これらの聞き取り調査を通して,互助型ボランティア構築への政策提言も併せて実施していきたいと考える.
農村集落
高齢者
介護
互助型ボランティア
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/HO/0010/HO00100L025.pdf

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