紀要論文 看護技術論の新たな展開に向けて
Leading to the New Developments in the Theory of Nursing Art

吉浜, 文洋

10pp.73 - 84 , 2016-03-01 , 佛教大学保健医療技術学部
ISSN:18813259
NII書誌ID(NCID):AA12202562
内容記述
川島みどりは,武谷三男の技術論に依拠して,看護技術論を展開している.技能の技術化による看護技術の開発,技術の技能化のための教育方法などの理論的枠組みの設定のためには看護技術論が必要である.川島の看護技術論の再構築を試みるために,武谷技術論を基礎に,ショーンの「行為の中の知」,野中らの「組織的知識創造理論」の理論を整理した. 武谷は,どの技術にも一定の技能が存在していて,実践は技術と技能の統一を通してなされるとする.「技術的合理性」の観点からしか専門職の実践をみていない大学等の知の在り方を批判するショーンは,不確実性の中での専門職の実践は,暗黙知である「行為の中の知」が重要な役割を果たすとする.野中らは,暗黙知と形式知の知識変換を通して,知識創造のスパイラルが展開されることを構造化して示している. 技術論(武谷),行為の中の知(ショーン),組織的知識創造理論(野中ら)に共通するのは,専門職の実践における暗黙知の重要さの指摘である.看護の領域でも,実践の中の暗黙知に着目した看護技術論を構築することで,「技術的合理性」モデル優位の現状を変えていけるのではないかと考えられた.
看護技術論
武谷技術論
技術と技能
行為の中の知
組織的知識創造理論
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/HO/0010/HO00100L073.pdf

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