紀要論文 著名社会学者孫本文の二つの社会学観の通底性について : 民国期から新中国成立期まで
A Fundamental Similarity between Sun Benwen’s Two Viewpoints on Sociologyz : From the Republic of China period to the first 20 years of the People’s Republic of China

星, 明

61pp.1 - 18 , 2015-09-01 , 佛教大学社会学部
ISSN:09189424
NII書誌ID(NCID):AN10404127
内容記述
本稿は,孫本文(1892-1979)の民国期における社会学観と新中国成立後の社会学観の相違およびその両者に通底する考え方を考察した。中国における政治と知識人および学問との関係の一つの事例である。孫本文の民国期と新中国成立後の社会学観には顕著な変化がみられる。すなわち,一口でいえばブルジョア社会学からマルクス主義社会学への変化である。この理由について,中国共産党は知識人自らが自律的に旧思想を捨てて,新たな思想を体得したからだというし,A. インケルスは共産主義中国が社会学の教育と研究を禁止し,社会学者を迫害したからだという。確かに,知識人に対する思想改造も,社会学の完全な禁止もそれだけで非常に大きな社会的事象であるし,いずれの理由も説得力がある。本稿では,どちらの理由も肯定するが,さらに孫本文の社会学観に通底する社会学観を考察した。その結果,二つの異なった社会体制においても孫の社会学に対するあくなき探究心に基づいた,かれの社会学観の一貫性を読みとることができた。
フ゛ルシ゛ョア社会学
マルクス主義社会学
中国共産党
思想改造
反右 派闘争
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0061/SO00610L001.pdf

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