紀要論文 スモールビジネスの現代的存在意義について
The Significance of Their Existence of Small and Micro Business in Today

芳野, 俊郎

12pp.85 - 100 , 2015-03-31 , 佛教大学福祉教育開発センター
ISSN:13496646
NII書誌ID(NCID):AA11988112
内容記述
 『2014 中小企業白書〜小規模事業者への応援歌〜』によって、この『白書』の示す2つの提言、1)デフレ悪循環脱却のためには「中小製造業の価格転嫁力」押し上げしかない、2)中小規模事業者の「持続的発展」のための課題は「営業・販路開拓」にある、という内実を考察した。(1)中小企業事業者が「多品種・少量生産・高付加価値製品」生産体制を展開し、実質資本装備率要因も大企業製造業を上回っていたのにもかかわらず実質資本回転率を伸ばせないのは「経営規模が小さいという構造的要因」による。(2)大企業に部品や中間財を納入する立場の中小企業が増えたため、中小企業事業者の価格転嫁力が低下するという大きな構造変化が生じていたというこの2点が、提言実現の困難性であるという。これは、実質労働生産性上昇の困難な理由が小規模性にあると言う「自己撞着」であり、小規模企業は存立しても価格転嫁力もなく収益力も弱く採算割れ必定なのだから、「生産性の低い企業が市場から退出しなさい」と言明しているのに等しいことを意味する。
「中小製造業の価格転嫁力」
中小規模事業者の「持続的発展」
「地域維持・充実型」小規模事業者
コミュニティ・ビジネス
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FC/0012/FC00120L085.pdf

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