Departmental Bulletin Paper 文化的多元主義の概念と実態 : 多文化教育の視座から
Concept and Practice of cultural Pluralism : Multi Point of View

田中, 圭治郎

14pp.15 - 26 , 2015-03-18 , 佛教大学教育学部学会
ISSN:13474782
NCID:AA11672731
Description
現在問題となっている文化的多元主義とは何か、また、どのような問題点が問われているかといった概念、思想について述べ、教育において文化的多元主義の意義、役割について論及してみる。すなわち、多文化教育の視座から教育を展望することを意図する。これらを探求するには、マイノリティについての基本的認識の確立が求められる。第1節ではマイノリティと教育というテーマでマイノリティの定義、その国際的取り決め、そしてそれらを教育の場でどのように生かすのかを論じ、第2節では、アメリカから始まり、全世界に大きな影響力を及ぼしてきた、多文化教育の概念をリンチ、バンクスの思想および教育実践の具体的な事例を述べる。子どもたちが持っている文化遺産を認め合い、それぞれの子どもたちの可能性を十分に伸ばすかが、中心テーマとなる。すなわち子どもたちの教育機会を保障し、平等な学習権を獲得させることが、一人ひとりを生かす教育であるといえる。 文化的多元主義は、アメリカ合衆国を中心としたアングロサクソン諸国では、多文化教育と呼ばれ、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ大陸諸国では異文化間教育と呼ばれている。筆者は文化を下位文化まで広く包括するという視点に立っているため、社会は、多くの文化により成り立っており、1つの文化と1つの文化との接触だけでは社会事象は説明出来ないと思うため、多文化教育という名称を使用する。
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KK/0014/KK00140L015.pdf

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