Departmental Bulletin Paper 明治初年における京都「寺町」の景観とその変化 : 『社寺録』『寺地画図』を資料として
The Landscape and Changes of Kyoto "Teramachi" in the Early Meiji Era

小林, 善仁

22pp.79 - 94 , 2015-03-25 , 佛教大学総合研究所
ISSN:13405942
NCID:AN10441848
Description
明治初年に京都府が作成した寺院・神社の行政文書に『社寺録』『寺地画図』がある。初期の地籍図の利用が難しい京都にあって,両者は当時の境内地の景観を記録する貴重な地図資料と言える。本稿では,明治初年における寺社境内地の景観とその変化を考えるため,新京極などの近代的諸施設が建設された京都「寺町」を対象に,上記の地図類から元治大火の被災・復旧状況を復原し,その後の境内地処分を連続的に捉えて,「寺町」の景観変化を検討した。その結果,大火の被災・復旧には地域差の存在したこと,堂舎の再建費用を賄うため境内地に日小屋などの貸地や耕作地が増加したこと,非宗教的土地利用の増加が境内地処分の際の境外上地に結び付いたことが明らかになり,新京極などの近代的諸施設はこれらの旧境内地に建設された。

寺町
境内地
景観
大火
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http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SK/0022/SK00220L079.pdf

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