Departmental Bulletin Paper <研究論文>不妊治療を行う人々にとっての子どもを産む意味

岡田, 啓子

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「子どもをもつこと」への意味づけは,自然妊娠をした者と不妊治療経験を経て妊娠した者で異なるのだろうか。本稿では,不妊治療経験者が子どもをもつことに対してどのような意味を付与し治療に向かうのか,また,その意味づけが不妊治療期間に感じるストレスの違いを説明するのか示すことを目的に,質問紙調査による検討を行った。不妊治療経験をもつ男性,女性ともに,自分たちは子どもを迎える準備が整っているという認識や,子どもをもつことによって夫婦の絆が強まり,子どもをもつことで自身も成長するという意味づけが自然妊娠群よりも強いことが伺えた。また,子どもをもつことに対する意味づけは不妊治療中のストレスや夫婦関係にも影響を与えることが示唆された。不妊治療者を支援するにあたり,不妊治療を受ける者としてひとくくりにするのではなく,その治療背景を踏まえた支援が不妊治療期間にある者の心理的支援に役立つと考えられた。
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