Departmental Bulletin Paper 「気になる子ども」「気になる保護者」の理解と支援 : 子育て支援者と保育者の専門性に着目して
Understanding of and support for “Children of concern” “Parents of concern”: with a focus on the expertise of child-rearing supporters and nursery teachers

金山, 美和子

Description
本研究は、子育て支援者が「気になる子ども」「気になる保護者」をどのように理解し支援しているのか、保育者との相違点は何かを、両者の専門性に着目し明らかにすることを目的として質問紙調査を実施した。調査1では、支援者が「気になる子ども」の特徴は「多動・落ち着きがない」「こだわりが強い」などで、具体的な支援として「わかりやすい言葉で伝える」「他の職員に相談する」ことが示された。「気になる保護者」の特徴は「子どもとのかかわりが不器用である」「いつも疲れている様子である」などで、具体的支援として「保護者の話をよく聞く」「保護者とのコミュニケーションを図る」ことが示された。調査2では、支援者と保育者の比較により、「気になる子ども」の特徴において低年齢児を理解するうえでも捉えやすい項目においては該当有群が支援者に多く、発達過程の特徴の項目においては保育者に多いことが明らかになった。具体的支援では「施設全体で支援のあり方を考える」が支援者に、「保護者に実際の子どもの姿を見て理解してもらう」が保育者に多かった。「気になる保護者」の特徴では、保護者の養育態度、園や他保護者との関係性の項目において該当有群が保育者に多く、保護者自身の様子や保護者と他の保護者とのかかわりに関する項目では支援者に多かった。具体的支援として、保護者を受容する項目、必要な専門機関につなぐ項目においては支援者に多い結果であることが明らかになった。
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