Departmental Bulletin Paper 自我体験の経験のされ方の違いによる死や曖昧さに対する態度の相違 : 大学生を対象とした質問紙調査より
The impact of the seriousness of Ego-experience on the attitudes for the death and ambiguity : the research by questionnaire by undergraduates’ sample
ジガ タイケン ノ ケイケン ノ サレカタ ノ チガイ ニ ヨル シ ヤ アイマイサ ニ タイスル タイド ノ ソウイ : ダイガクセイ オ タイショウ トシタ シツモンシ チョウサ ヨリ

天谷, 祐子

Description
「私はなぜ私なのか」という問いを考えること─自我体験─の経験者は、そうでない人と比較してうつ状態や神経症傾向等のネガティブな心的状態と関連のあることが明らかとなっている。本研究では、単に自我体験を経験することのみがネガティブな心的状態と関連するわけではなく、経験のされ方─深刻に考えたか否か─によって変動することを明らかとすることを目的とした。大学生を対象に、質問紙調査により、自我体験の経験の有無と体験のされ方を尋ね、あわせて自己受容・死に対する態度との関連を検討した(研究1)。その結果、自我体験を経験した人で深刻に経験した人の方が、未経験者よりも死の意味を見出していることが示された。また研究2では自我体験の経験の有無・体験のされ方と、曖昧さへの態度・ネガティブな反すうとの関連を検討した。その結果、自我体験を経てかつ深刻に経験している人が、曖昧さへの不安が高く、ネガティブな反すうが高い傾向が見出された。これらから、単に自我体験を経験することがネガティブな心的状態と関連しているわけではなく、自我体験を経験した人の中で深刻に経験することがネガティブな心的状態と関連しており、一方で深刻に自我体験を経験する人がそうでない人に比べ、死の意味を見出すというポジティブな影響も見出された。
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