紀要論文 「かわりのかたち」にみる日本の絞りの独自性 : かたちの機能と美意識を応用した絞りの病衣を事例に
カワリ ノ カタチ ニ ミル ニホン ノ シボリ ノ ドクジセイ カタチ ノ キノウ ト ビイシキ オ オウヨウ シタ シボリ ノ ビョウイ オ ジレイ ニ

藤井, 尚子

19pp.67 - 77 , 2015-03-31
ISSN:21850492
NII書誌ID(NCID):AA12046070
内容記述
絞り加工(以下、「絞り」と表記する)の「折り」や「たたみ」、「ひねり」や「括り」は、模様を表す防染技法にまつわる行為である。一方、日本のかたちにおけるそれは、かたちを変容させる手段であり、さまざまな機能をもたらす。屏風やおひねり等、日本人の生活美学とともに展開されてきた。本論は、折りやひねりにまつわる日本の美意識より絞りのかたちの本質を、神代雄一郎『日本のかたち』の分類を手がかりに、材を加工する「折り」や「たたみ」、「ひねり」といった動作的衝動性がもたらす、それぞれのかたちの特徴と機能に着目し、さらに、その文化的特性の背景の一つにある、「うつろい」や「しまい」という日本独自の美意識を明らかにする。その上で、その意義を今日のデザイン事例と照らし合わせ、かつ、執筆者が取り組む病衣デザインに展開することで、伝統的な絞りの今日的活路を見出すとともに、かたちと一致する機能と、それにともなう美意識の視点から、絞りの新たな可能性について言及するものである。
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