紀要論文 宇野経済学方法論に関する覚書(Ⅰ)

櫻井, 毅

64 ( 3,4 )  , pp.41 - 83 , 2017-03-30 , 武蔵大学経済学会
ISSN:02871181
内容記述
本稿は経済学方法論研究の一環としてマルクス経済学における宇野弘蔵氏の経済学方法論を取り扱う.宇野氏は経済学の究極の目標が各国の,あるいは世界経済の現状分析にあると述べているが,そのために資本主義的商品経済を支配しその市場の機構を動かしてゆく原理的規定とともに,現実に資本主義が特定の国家に包摂され,しかも資本主義経済の発展によって段階的に異った相貌を持って具体的に現れる国々の中での典型的な国の例示をもって,現状の分析のための媒介的な手段として役立てるという方法を段階論として設定した.本稿はその段階論を中心に検討するが,第1 部として宇野氏の段階論の構想に至る経緯とその積極的意義をあらためて明らかにし,第2 部でその段階論およびそこから派生する方法論上の数々の問題点について検討する.さらに第3 部において宇野氏の段階論を中心にしたいわゆる三段階論の方法について今後の展望を明らかにする.ただし第3 部は都合で次号に分載することとした.したがって引用文献その他は次号に掲載する第3 部の末尾にまとめて記載する予定である.
JEL Classification Codes: B24, B31, B41, B51
研究ノート
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