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私立幼稚園教諭における職務上の困難 ―新任時と現在の分析―私立幼稚園教諭における職務上の困難 ―新任時と現在の分析―AA11833455 Kindergarten Teachers’Difficulties at their Work: Analysis of Difficulties for First Year and Current Year |
"/高平, 小百合/"高平, 小百合 ,
"/若月, 芳浩/"若月, 芳浩 ,
"/佐久間, 裕之/"佐久間, 裕之 ,
"/宮﨑, 豊/"宮﨑, 豊 ,
"/工藤, 亘/"工藤, 亘
(2015)
, pp.97
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113 , 2016-03-31
ISSN:1348-3331
NII書誌ID(NCID):AA11833455
内容記述
本研究では,幼稚園教諭が保育現場でどのような職務上の困難に遭遇しているかを検証する。特に,新任時特有の困難と現在(2 年目以降)の困難を13 項目の要因に関して明らかにする。新任時には,「保育について」「学級経営」「軽度の発達障害が疑われる子どもへの対応」「子どもとの関係」の4要因が他の要因よりも困難度が高かった。一方,2年目以降の教諭が現在抱えている問題としては,「軽度の発達障害が疑われる子どもへの対応」及び「軽度の発達障害が疑われる子どもの保護者への対応」の困難度が高かった。また,新任時の困難度と現在の困難度を比較した対応のあるt検定による分析の結果,新任時より現在の方が困難度が高かったのは「保育について」「学級経営」「子どもとの関係」などであった。相関分析の結果,「園内の連携や協力」「園内の人間関係」「管理職との人間関係」「園務分掌」などにおいて有意な正の相関関係がみられ,新任時に困難度が高かった教諭ほど,現在(2年目以降)もこれらの事柄について強く困難を感じている傾向があることがわかった。また,自由記述の結果から,これらの困難度が高い要因に関して具体的にどのような事柄が困難の原因になっているかを明らかにした。
本文を読む
http://libds.tamagawa.ac.jp/dspace/bitstream/11078/344/1/5_2015_97-113.pdf