学術雑誌論文 第69回東邦医学会総会 シンポジウム:皮膚バリア機能と老化の科学 皮膚疾患における皮膚乾燥症状の客観的評価法の検討:追加解析による知見について

鷲崎, 久美子  ,  関東, 裕美  ,  吉田, 憲司  ,  陳, 怡如  ,  高田, 裕子  ,  本村, 緩奈  ,  野村, 征司  ,  赤塚, 正裕  ,  石河, 晃

63 ( 1 )  , pp.39 - 42 , 2016-03 , 東邦大学医学会
ISSN:00408670
内容記述
総説
さまざまな疾患における皮膚乾燥を客観的に評価できる手法を見いだすため,5疾患(アトピー性皮膚炎,尋常性痤瘡,老人性乾皮症,慢性腎不全,尋常性乾癬)の皮膚乾燥症状の肉眼所見と機器測定値との関係について検討した.皮膚状態を触診・肉眼的に観察し,皮膚乾燥スコアとして記録し,同時に,角層水分量,経表皮水分蒸散量(trans epidermal water loss:TEWL),皮表脂質量および角層下水分量を機器により評価した.各疾患の部位ごとに皮膚乾燥スコアと各機器測定値との相関を確認した(Spearmanの順位相関係数,p<0.05).以上の結果,皮膚乾燥の客観的指標として角層水分量が最も適していることが示唆された.そこで,角層水分量の経時的な変化量と皮膚乾燥状態を解析したところ,いずれの疾患においても測定1~2回目よりも,2~3回目で明らかな水分量の増加が認められた.この要因の1つとして,皮膚乾燥を客観的な数値で評価したことで患者さんの治療に対するアドヒアランスが高まったことが考えられた.
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http://rep.toho-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php?id=54936782

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